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ぶどうの木の病気

今日は雨の中での作業です。

この剪定の時期に気をつけなければならないのが ぶどうの木に起こるEutypa Dieback (ユータイパ・ダイバック)という病気です。

このユータイパは、細菌の胞子(生殖細胞)がぶどうの木の維管束の組織の中に入り込み成長を妨げる病気です。

ユータイパの胞子は空気中に散乱しているので、ぶどうだけではなくいろいろな植物に対しても同様です。

剪定した枝の切り口からこの細菌が付着するとぶどうの木を弱らせ徐々に成長を妨げます。

古い木になるほど枝の切り口が大きくなり、ユータイパの細菌が付着しやすくなります。細菌の付着防止のために切り口に、特殊な溶液を塗り空気と触れさせないようにすることもあります。

この病気を防ぐために、雨の日の太い枝の切り落しは避けるようにします。雨による湿度で枝の切り口が乾きにくくなるうえ、空気中にいる細菌も活発化するからです。

大沢ぶどう畑では細心の注意をはかりぶどうを育てています。

写真は参考資料で大沢ブドウ園の写真ではありません。
ユータイパにかかったブドウの枝の切り口

成長を妨げられたブドウの木

ぶどうはバラと同じで病気にかかりやすく、かかる病気も類似しています。その昔ぶどう園ではバラの木を植え、バラが病気になったらぶどうの木にも気をつけるようにされていました。